東北大学学友会写真部

Tohoku Univ. Photo Club

iso感度の紹介

更新日:2020/9/19

カテゴリー:ブログ

書いた人:タケノコ

iso感度って?

みなさんもテスト前日に睡眠時間を犠牲にして勉強を行ったという悲しき過去をお持ちの方もいると思います。実はカメラにもあるものを犠牲にしてある能力を得るという機能が存在します。それがiso(アイエスオー,イソと読む)感度です!

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▲Fujifilm の場合、起動画面の下にISO感度の表示があります(画像では200)。

iso感度で得するもの、損するもの

先程紹介したように、iso感度を上げると得られるものと犠牲になるものがあると言いました。
ズバリIso感度を上げて得られるものは「明るさ」であり、失うものは「画像の美しさ」です。

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▲iso感度を200で撮った写真(左)と2500で撮った写真(右)。
このようにiso感度は暗い場所でも明るく撮ることができますが、画像にノイズが出てきてしまいます。

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▲一部拡大図。画像の荒っぽさが見て取れる。

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▲さらにわかりやすい例(左iso感度800、右iso感度10000)

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▲暗所でも感度を向上させると物体は見えるが、ノイズがひどくなる。

つまり、iso感度を上げるという状況は明るさを手に入れる「最終手段」と考えて良いでしょう。
すでに明るいところでiso感度を上げたりする必要はありません。きれいな景色があるけれど、暗くて写せない、というような状況でiso感度は効果を発揮してきます。

iso感度を用いた撮影方法

Iso感度を高めた撮影方法に向いているのが天体撮影です。
夜の星は肉眼ではよく見えますが、実際カメラに写そうとするとなかなか見えなかったりします。
そんなときに使えるのがiso感度です!
Iso感度をノイズが目立たない程度の1600~3200頃まで上げて空を撮るとこのような写真が撮れます。

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▲iso感度を上げて撮った天体写真
また、夕方の暗くなった時間帯もiso感度を上げて撮ると昼間のような明るさでノスタルジックな写真が撮ることができますよ!

まとめ

Iso感度とは、「明るさを得るために画質を犠牲にする」機能を持っているというのが今回のポイントです!
みなさんもiso感度を賢く使いこなして写真ライフに活用してみてください!!

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